日本プロ・レスリング協会 : 米国側選手団選手紹介

ニック・ボックウインクル NICK BOCKWINKEL

188センチ、120キロ。1938年12月6日、ミズーリ州セントルイス出身の62歳。御存知”金髪狼”がJPWA「スーパーレッスル」旗揚げ第1戦、外国陣営の監督としてやって来ることが決定した。現在は古巣のミネソタを離れラスベガスで悠々自適な生活を送っていたが、JPWAの意図とするハードでシュートなプロ・レスリングのスタイルに共鳴し、今回の来日と相成った。今回、引き連れて来る外国人レスラー軍団もボックウィンクル氏自身の推薦もあり、どんなファイトをJPWA日本陣営としてくれるかが楽しみだ。

現役時代は常にトップレスラーとして世界を回った歴史に残るような選手であり、長期にわたってAWA世界ヘビー級王者として君臨していたことはファンも周知の事実。さすがにすでに現役は退いているが、選手に対しての”眼力”はまだまだ”現役”との本人の弁。今回、果たして監督としてどんな底力を発揮してくれるか、その手腕が期待される。

トム・バートン TOM BERTAN

180センチ、115キロ。1963年テネシー州ナッシュビルの出身で37歳。中西部を中心に名うてのブル・ファイターとして活躍していたが、その名が日本のマット界まで伝わり平成3年5月にUインターに初来日。裏打ちされたマット・テクニックと怪力にまかせたスープレックスのバリエーションが受け入れられて好評を博し、以後、同プロの他にも各団体にも登場。今回、JPWAに初参加してくるビリー・スコットの師匠としても注目される男。かつてのUインターに来日を続けていたこともありシュート系ファイトはお手のもの。持ち前のパワーに実力的にも更にサブミッション・ホールドには磨きがかかり、今が油に乗り切った全盛期を迎えたといっても過言ではないだろう。JPWAが標榜しようとしているフック・アンド・シュート・スタイルにはピッタリの外国人レスラーであり、参加してくる日本陣営にとっても良財となることは間違いなし。安定度ピカ一の力を発揮するか。

ビリー・スコット BILLY SCOTT

180センチ、98キロ。1968年8月15日、ケンタッキー州ボウリング・グリーンの出身。”格闘スタリオン”の異名を取る技巧派の雄。14歳の時からプロレスの世界に身を投じて今回、帯同してくるトム・バートンのコーチを受けて1989年6月15日、アラバマ州でデビュー。平成3年7月、Uインターに初来日。同年12月22日、両国国技館にてプロボクシングIBF世界クルーザー級現役王者ジェームス・ワーリングを相手に異種格闘技戦を行い見事10R判定勝ち、97年6月よりキングダムに上がり、99年6月にはUFOのリングにも登場。母国アメリカでは珍しいくらいWWW、WCW、ECWといった表舞台には出場経験の無い孤高の戦士。ショーアップされたアメリカン・プロレスを嫌ってか、地味ながらも独自のキャッチ・アズ・キャッチ・キャン・スタイルを貫き通す若武者。ベリー・トゥ・ベリー・スープレックスを得意技にJPWAマットで再び脚光を浴びることを狙っている。

ケーシー・ガイヤー KASEY GEYER

193センチ、125キロ。1975年生まれの25歳でインディアナ州ハンティングトンの出身。学生時代から格闘技に熱中。あのダン・スバーンに弟子入りし、現在でもWWFで活躍するアル・スノーのボディスラマーズ・レスリング・ジムに入門。プロとしてのレスラーになる以前に6年間にわたってインディアナ州フォートウェインにあるKOBKサブミッション・アカデミーでブラジリアン柔術を学ぶ。またコンバット・サンボ、ムエタイ、キックボクシングも身につけ、アマチュアながらもマーシャルアーツ試合の戦績は3勝0敗の成績を残している。シュート・ファイティング系のフック・アンド・シュートのグループ、あるいはケージド・コンバットという他流試合の経験もある本格派。6年前からプロレスラーとしても全米のインディ・マットに連続して参戦。JPWAのスタイルであるシュート・プロレスリングには非常にマッチしたグラップラーとして注目される初来日男。

ジム・ウッディン JAMES WOODIN

193センチ、127キロ。1970年生まれの30歳でミシガン州バトルクリークの出身。学生時代からアマチュア・レスリングのグレコローマンの選手として体を鍛えることに成功。いわゆるシュート・ファイティング・サブミッション系のガチンコ・レスリングを極めようとダン・スバーン道場に弟子入り。スバーン直々の手ほどきを受けることでメキメキと実力を開花させ、今では同道場の師範代の一人として多くのその道の初心者の指導にもあたっている程。プロレスリングの分野に当然のように進出しており、デンジャー・ゾーン・レスリング、サンダー・プロモーションズ、グラン・ラピッズ・レスリング・アライアンス、プロ・レスリング・フィデレーションといった米国北中部のインディ・マット界でも活躍中。レスラーとしては、まだ2年足らずだが、グラップラーとしての下地がJPWAのリングで果たして爆発するか。見どころいっぱいの初来日は日本でブレイクを狙っている。

ショーン”ホットスタッフ”ヘルナンデス SHAWN "HOTSTUFF" HERNANDEZ

188センチ、130キロ。ノースカロライナ州フォートフラッグ出身、1970年2月11日生まれの30歳。学生時代はプロフットボーラーを目指し、90年にはキルゴア大学よりテキサス州の代表選手として選ばれるまでに躍進。94年にはカナダ・リーグのサクラメント・ゴールドマイナーズに一時入団。96年には地元テキサスのアリーナ・チーム・フットボールで活躍。96年にプロレスラーに転向し、主にテキサス・オールスター・レスリングを中心に選手生活をスタート。レスラーとして更なる飛躍を遂げるため、なんとアマチュアの大会にも出場。98年テキサス州のグレコローマン選手権で優勝。今回のJPWA旗揚げに関しても「よりアマレスに近いプロのレスリングが出来る」ことを聞きつけての初来日となった。現在はテキサスを中心に月に10回程、プロのリングに上っているが、実はテキサス・ヒューストン地区でアマとプロの格闘家を育てる師範代としても生計を立てているツワモノだ。

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